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| Vol.7/2001年夏号掲載 |
ある日友人の良介くんが「相談に乗ってくれる?」と電話をして来ました。
「好きな人がいるんだけど、僕のことどう思っているかそれとなく聞いてくれない?」と言うのです。
「で、誰なの? 相手は」
なんと彼の意中のお相手は私と仲良しのキャサリン。
「日本人の女の人ならまだしも、アメリカ人の女の人の気持ちはまったくわからんのだよ。向こうが何とも思っていないのに急にデートに誘ったら、今のいい友だち関係が終わってしまうかもしれないだろ」
という訳で私は「相手がどう思っているかを何となく聞く」という、くだらない役回りを押し付けられていたのでした。
さて、次の日キャサリンに会った私は、
"I saw Ryosuke yesterday. He is really a good guy."
「昨日良介に会ったのよ。彼ってホントいい奴なのよ」とさりげなく彼の事を話題にしてみました。
"Yes, he is."
「そうよね」
"What do you think about him?"
「彼のことどう思う?」(すごい単刀直入。全然回りくどくない私(^^;;)
"I like him, but he is gay, isn't he?"
「好きだけど(この好きは軽い意味)、でも彼ってゲイでしょ?」
"He sounds like a woman. He often says, 'How cute!'. 'Thank you so much' or 'I would love to!'"
「彼って女性っぽいのよね。彼よく'How cute!'とか、Thank you so much'とか'I would love to'って言うでしょ。」
私はひっくり返って笑ってしまいました。
知らない人も多いかも知れませんが実は英語にも女言葉は存在するのです。
彼は見事にもそれらを好きな彼女の前で連発していたと言う訳です。
例えば。"How cute!"
彼は"cute"を単に「かわいいね」の意味で使っているのだと思うのですが、"cute"は特に女性が好んで使う単語。日本人男性が「ステキね」と言わないのと同じ。
まして"How"をつけるとそれを強調してしまうので、
「まぁ、なんてカワイイんでしょう!」という風に聞こえてしまいます。
男の人が使う場合は"It's nice."ぐらにしておいた方が無難です。
それから"Thank you so much."の"so"もかなり女性よりの言葉。日本語に訳すと"very"と同じ意味なのですが、なぜか"so"を使うと米国人には女性っぽく聞こえてしまうみたいです。だから男の人は"very"を使いましょう。
極めつけは"I would love to."、「喜んでさせていただきます」。
女性が使うと優雅に聞こえるこの言い回し、しかし例えば、男性が男性に向かって使うとゲイと間違われても仕方がないかも。(^^;
良介の英語の先生は多分女性だったんだね。(笑)
さて彼に「キャサリンは、良介のことゲイだろうって思ってるよ」と伝えなくてはならない私。その時の彼の落ち込み方を想像すると気が重いっ!(^^;
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